部活の先生 良い指導者?悪い指導者?違いを教えます

部活の先生 剣道
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こんにちは。

私は剣道ブロガーのKENDO KAWANOと申します。

脱サラして剣道ブロガー兼Youtuber(現在準備中)に転身しました。

詳しくはプロフィールをご覧ください。

今回は、

「良い指導者と悪い指導者の違い」

について、取り上げていきます。

今回の記事は、剣道だけでなくいろいろなスポーツに共通することだと思いますので、剣道未経験の方でも読む価値はあると思います。

部活の先生 良い指導者?悪い指導者?違いを教えます

 早速ですが、良い指導者の条件を挙げてみます。

 ①指導が細かい

 ②計画的である

 ③柔軟性がある

 この3つです。詳しくはのちほど解説します。

 次に、悪い指導者の条件を挙げてみます。

 ①指導がおおざっぱ

 ②計画性がない

 ③いつも同じことをやっている

 以上の3つです。良い指導者の逆ですね。詳しくは後ほど解説します。

 

たった3つのポイントさえ押さええていれば、生徒はぐんぐん成長します!また、監督としての実績もどんどんついてきます!

良い指導者 ①指導が細かい

 ひとつずつ、順に解説していきます。

 まずは、指導が細かいということです。これは当たり前と言えば当たり前なのですが、注意点があります。

 それは、「指導者が指導法ついて自分なりの理論を構築しているか?」ということです。

 細かく指導するということは、自分の中にそれだけの引き出しがなければ指導することはできませんよね。そこで、自分が専門とする競技、このブログでは「剣道」に対して、成功に導くための自分なりの理論を持っている必要があります。例えば、「面打ちは相手の面を竹刀の『もの打ち』で打突する」、ことに対して、ではその時の腕の動かし方はどうするのか?手首の使い方はどうするのか?相手との距離はどのくらい離れた方がよいのか?などアプローチの方法について自分なりの答えをもっておかなければなりません。

 どのスポーツでも共通することだと思いますが、選手はそれぞれに「癖」「弱点」をもっています。その「癖」や「弱点」を「選手が主体性をもって改善できるかどうか」、ということがスポーツ上達の近道なのですが、主体性を持たせるということに指導者の細かさが役立つのです。

 選手は指導された際に、必ず「なぜ?」という疑問を持ちます。初めから、間違った方法でプレーしようとは思っていないからです。その、「なぜ?」に対して、しっかりとした理論で回答してあげられるかどうかが良い指導者とそうでない指導者を分ける道となります。その「癖」がどのプレーにつながって、何に対して悪影響を与えているのかという道筋を理論立てて指導する能力が、良い指導者には求められるのです。

良い指導者 ②計画的である

 これも当たり前のことに思えますが、非常に重要です。

 計画性といっても、押さえるべきポイントは2つです。

 ・シーズンに応じた練習計画

 ・シーズンに応じた練習試合計画

 まず、練習についてです。練習を実施する日、休息を入れる日を適切に設定する必要があります。ここで注意が必要なことは、昔のように「毎日練習をするべき」という考え方は論外です。どのスポーツでも最低で週に1日は休息を入れるべきです。

 そして、学校の部活動であれば、「休日に部活の休みを合わせる」という工夫が必要です。これは学校の先生ならわかると思いますが、かなり勇気のいる行動です。なぜなら休日の練習は授業に縛られることなく時間をかけて集中的に取り組める大切な練習となると考えられているからです。

 確かに、間違えではありません。しかし、できれば月に1回でも2回でもよいので、休日に休みを入れてください。なぜならば、休息を入れる意味とは、心身のリフレッシュにあるからです。子どもたちが羽を伸ばして本当にリフレッシュできるのは、学校の授業がある平日ではなく、1日中フリーとなる休日になります。そこに部活動の休日を入れるからこそ、本当にリフレッシュすることができ、次の練習にハイパフォーマンスを発揮できるようになるのです。

 また、週の練習計画の前に月々の練習計画も作成した方が良いでしょう。例えば、公式戦の日程や大切な試合の日程から逆算して、何月にはチームをどのような状態に持っていきたいかということを考えていきます。

 そうすれば、おのずと練習の負荷をかけて体力的に追い込む時期と、テクニックの習得に時間をかけてスキルを伸ばす時期と、実践に向けて状態を保つ時期、に分かれてくるはずです。この3つをうまく使い分けて次に述べる練習試合計画と適合させていきます。

 次に、練習試合についてです。これはスポーツによって多少違いがあるかもしれません。このブログの専門である「剣道」には、基本的にシーズンオフはありません。したがって、練習試合も1年中行われるということになります。しかし、1年中行うからといって、1年中同じ練習試合の仕方をしてもあまり意味はありません。

 先ほど述べた練習計画とリンクさせていく必要があります。例えば、負荷をかけた状態で練習試合をさせて、あえて厳しい結果を出させる。というやり方であったり、新しいスキルを習得した直後に、少しレベルを落とした練習試合を組み、新しいスキルの実践での適応度をはかる。とうやり方などがあります。

 また、練習とリンクさせた練習試合の組み方以外にも、本番を想定した練習試合の組み方も必要です。例えば、1回戦で対戦する学校のレベルに合わせた練習試合、ベスト8のレベルに合わせた練習試合、決勝戦のレベルに合わせた練習試合、とういう風に組んでいきます。

 特に、いわゆる弱小チームを、これから強化していこうとする場合は、上位レベルのチームとの練習試合は必須です。強いチームには、それなりの強い理由があります。スピード・パワー・テクニックが他のチームよりも秀でているのです。しかしそれは、体験してみないことには理解できません。大相撲の力士を見て、「強そうだな」というのは誰でもわかりますが、実際にどれくらい強いのかというのは、本当にぶつかってみなければわからないことと同じです。

 また、指導者の立場としても、上位レベルの選手と自チームの選手を直接比べることで、自チームに足りないものや、上位チームがやろうとしているテクニックが見えてくることがあります。そういった意味で、上位チームとの練習試合は必須です。

良い指導者 ③柔軟性がある

 これも非常に大切です。

 若い指導者にも、年齢を重ねた指導者にも起こりうることですが、指導者の中には、自分の持っている常識を絶対視しすぎる指導者がいます。自分が習ってきたことや、昔から行っていることを絶対善と考えて選手に取り組ませてしまうのです。

 自分の習ってきた事や習った先生に敬意を持つことは素晴らしいことですし、昔ながらの練習方法が今でも効果的であることは多々あります。しかし、それらを絶対視することは危険です。最初にも述べましたが、指導者は自分なりの理論を持っているべきであり、その理論と今目の前にいる選手が抱える問題を掛け合わせて、その時に必要な練習方法というものを創作していく必要があります。

 そうでなければ、選手にとって意味のない練習になってしまいます。選手にとって、なぜ?の答えがない、つまりモチベーションがあがらない練習方法ほど無意味なものはありません。

 そういった意味で、柔軟性をもって、今の練習方法に疑問を抱いて、常にアップロードしようとする姿勢が重要です。「毎日違う練習をしろ」というわけではなく、試行錯誤して手応えと失敗を確認しながら少しずつ変化を加えていくことが大切です。

 

以上の①~③を押さえれば、あなたにも名監督への道が開けます!

悪い指導者

 続いて、悪い指導者について解説します。

 といっても、これは良い指導者の逆をいけばいいわけですので、簡単ですね。

 ①指導がおおざっぱ

 指導するにしても、擬音が多かったり、精神論ばかり指導したり、理論立てて指導できなかったりする指導者は信頼できません。

 ②計画性がない

 休みがなかったり、予定が頻繁に変更になったり、いつも同じ相手と練習試合を行っていたりする指導者は信頼できません。

 ③柔軟性がない

 自分が選手としてやってきたこと、昔から皆がやっている練習方法に固執し、1年中同じ練習をさせる指導者のもとでは、結果は出ません。

 以上、短めになりましたが、要するに良い指導者の「逆」というだけの話です。このような指導者にならないように気を付けましょう。

まとめ

 さて、今回は、「良い指導者と悪い指導者の違い」について書いていきました。

 文章で書けば端的で分かりやすいですが、実際は良い指導者になることは難しいですし、悪い指導者にも陥ってしまいがちですよね。かく言う私も、この記事は自戒の念を持ちながら書かせてもらいました(-_-;)。

 良い指導者、「指導が細かい」・「計画的である」・「柔軟性がある」の3つです。良い指導者の仕組みが分かったら、重要なことは実践することです。これから、指導者を目指す皆さん、ぜひ頑張ってください。

 

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