道場の先生 良い指導者?悪い指導者?違いを解説!

部活の先生 剣道
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こんにちは。

私は剣道ブロガーのKENDO KAWANOと申します。

脱サラして剣道ブロガー兼Youtuber(現在準備中)に転身しました。

詳しくはプロフィールをご覧ください。

今回は、

「良い指導者と悪い指導者の違い(道場編)」

について、取り上げていきます。

今回の記事は、以前の記事(部活の先生 良い指導者?悪い指導者?違いを教えます)で書いた内容に付け加える形で書きたいと思いますので、余計な部分は省いて短めに解説していきます。

この記事は、高校や大学を卒業して、どこかの道場で少年や中高生の剣道指導を始める予定の人や、道場選びで迷っている保護者の方に読んでもらえると特に有益です。

道場の先生 良い指導者?悪い指導者?違いを解説!

 早速ですが、良い道場の先生の条件を挙げてみます。ポイントは3つ。

 ①全日本剣道連盟に準拠した指導をしている

 ②剣道講習会に参加いている

 ③先生自身がプレイヤーとして積極的に稽古している

 です。これから指導者になる人は、この3つを意識しておくことが必要です。道場選びを迷っている保護者の方は、気になる道場の先生をこの3つの観点からチェックしてみてください。

全日本剣道連盟に準拠した指導をしている

 全日本剣道連盟はいくつかの刊行物を発行しています。下のURLからアクセスするとPDFを閲覧できます。

全剣連書庫 | 全日本剣道連盟 AJKF
全日本剣道連盟が公開しているドキュメントデータ一覧です。 剣道試合・審判規則/同細則 剣道試合・審判・運営要領の手引き 剣道試合・審判・運営要領の手引き(英語版)/ Handbook for Kendo Shiai an …

 また、それ以外にもオンラインショップで販売しているものもあります。そちらもURLを掲載します。

カテゴリー|剣道>書籍
本カテゴリーでは、全日本剣道連盟から発行されている剣道書籍をご覧いただけます。 下記の頒布物一覧にある頒布物のタイトルをクリックすると、詳細をご確認ただけます。

 これらの出版物のなかに、剣道講習会資料や剣道指導要領などがあります。それを読めば審判法・指導法・日本剣道形など剣道の指導者に必須の事項を網羅的に解説してあります。もちろん、我々剣道経験者は、幼いころから道場の先生や学校の先生から折に触れて様々な知識を教わってきていますので、大半の内容は頭に入っているはずです。これらの資料は結構分厚くて「全部読破するのは大変だ」と感じるかもしれませんが、先ほども言ったように「大半は頭に入っている」ので斜め読みで気軽に読めば大丈夫です。

 ただし、これらの資料を読むと、意外と自分の知らなかったことや、勘違いしていたことがあると気づかされます。ですので、読まずに間違えた指導をしてしまうと、知らず知らずのうちに「全剣連の方針に準拠しない指導者」になってしまう危険性があります。

 したがって、これらの出版物は一読しておく必要があります。そして、全日本剣道連盟に準拠した剣道指導者になりましょう。

 

剣道講習会に参加している

 各都道府県の剣道連盟のHPを見てみると、おそらく行事予定の中に「剣道講習会」があると思います。通常、「伝達講習会」と「全剣連派遣講習会」(呼称は定かではありません)の年に2回はあると思います。

 「伝達講習会」とは、各都道府県の代表が全剣連の講習を受講して、その内容を各都道府県の剣道連盟会員に伝達するというものです。

 「全剣連派遣講習会」とは、各都道府県へ全剣連から剣道八段の講師が派遣され、各都道府県の剣道連盟会員に直接講習をするというものです。「全剣連派遣講習会」は2019年から毎年開催ではなくなったと聞いたような気がしますが、基本的にこの2つの講習会は毎年開催されます。

 先ほど、全剣連が発行する資料を必ず一読してくほしいと述べたのですが、「百聞は一見に如かず」という言葉があるように、全剣連の代理人である講師の先生から直接情報をいただけるという機会があるわけですから、それを逃す意味はありません。

 私も毎年講習会に参加させていただいていますが、色々な講師の先生方に指導してもらえるので、毎年目から鱗が落ちるような、新しい発見があると感じています。

 逆に言うと、そのような講習会に参加していない指導者は、自分の知識や経験則でしか指導することのできない低レベルな指導者ということになってしまう可能性があります。

 したがって、剣道講習会には必ず参加するようにしましょう。参加の方法は、各都道府県によって違うと思いますが、剣道連盟の会員であれば参加することはできるはずです。HPを見るか、電話で問い合わせるかなど工夫して参加してみましょう。

先生自身がプレイヤーとして積極的に稽古している

 私の師である大学の先生から、「剣道は50歳までに基本を身につけなさい」と言われたことをよく覚えています。学生時代の私は純粋だったので、先生の話を聞いて、「早く50歳になって、基本打ちから解放されたいな笑」と考えていたような気がします。

 前置きが長くなりましたが、剣道において「稽古」するということは言うまでもなく最重要なことです。「50歳まで基本」というくらいなのですから、要は学生剣道が終わったからと言って、指導者の地位に胡坐をかいてサボるのではなく、毎日修練を重ねなければならないのだと思うのです。

 実際に、稽古をしているかしていないかは、その人の稽古を見れば一目瞭然でわかってしまいますし、やはり習っている生徒からすれば、強い弱いに関係なく稽古不足の先生はカッコ悪く見えます。

 また、生徒と手を合わせてはじめて気づくことも多々あります。「師弟同行」という言葉がよく表しているように一緒に稽古をする中で生徒を成長させていくことが、良い指導者としての資質と言えます。

まとめ

 さて、今回は、「良い指導者と悪い指導者の違い(道場編)」について書いていきました。

 以前の記事、部活の先生 良い指導者?悪い指導者?違いを教えますと併せて読んでいただけると、より深く良い指導者と悪い指導者の違いをお分かりいただけると思います。

 実際は良い指導者になることは難しいですし、悪い指導者にも陥ってしまいがちですよね。かく言う私も、この記事は自戒の念を持ちながら書かせてもらいました(-_-;)。

 良い指導者(道場編)、「全剣連に準拠している」・「剣道講習会に参加している」・「先生自身がプレイヤーとして積極的に稽古している」の3つです。良い指導者の仕組みが分かったら、重要なことは実践することです。これから、指導者を目指す皆さん、ぜひ頑張ってください。

 

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