剣道家が情報発信をするべき理由

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こんにちは。

私は剣道ブロガーのKENDO KAWANOと申します。

脱サラして剣道ブロガー兼Youtuber(現在準備中)に転身しました。

詳しくはプロフィールをご覧ください。

今回は、

「剣道家が情報発信するべき理由」

について、取り上げていきます。

今回の記事は、剣道人口増加を願う全剣道家が読むと有益です。

剣道家が情報発信するべき理由

 剣道家が情報発信するべき理由は、

 ①剣道人口増加につながる可能性があるから

 ②マネタイズできる可能性があるから

 以上です。

 とはいえ、これらに対する反論も予想できそうなので、この記事では深堀りして、以下の内容についても解説していきます。

 ①なぜビジネスに走ると批判されるのか

 ②なぜメディアに出演すると批判されるのか

剣道人口増加につながる可能性があるから

 剣道家が情報発信することは、剣道人口増加につながる可能性を秘めています。

 基本的な考え方として、「剣道人口は減少傾向にある」ということを共有しなければこの話は成立しません。「減少傾向にある」=「増加させる必要がある」ということも同じです。

 私は、その方法論としてSNSやYouTubeなどを利用した情報発信が必要だと考えます。

 なぜなら、今から剣道界に取り込むべき世代は第一に若年層です。であるならば、その若年層がよく利用しているTwitterやInstagramなどのSNS、またはYouTubeなどのメディアを利用しない手はないのでは?と個人的には思います。

 また、「リバ剣」というらしいのですが、学生時代以降に剣道から一度離れた人たちを再び剣道界に戻す取り組みも必要だと考えています。そしてそういった人たちも、「再び剣道をする」=「ある程度生活の基盤ができあがったor生活に余裕がある」という事が考えられ、SNSなどを利用している人が多いのではないかと予想します。

 そういった若年層やリバ剣の人々を剣道界に取り込み、剣道人口増加につなげるには、魅力ある剣道人が、魅力ある情報発信をしていかなければならないのです。

 また私は、「剣道界だけで剣道が完結する時代はとうに終わった」論者です。これからは、TwitterやYouTubeを通してこれまで剣道に関わってこなかった人たちに向けて積極的にアピールするべきだと考えています。また、その方策として他の競技の著名な選手に剣道を体験してもらうなどの、いわゆる「コラボ企画」などが有効だと思われます。

 最近の世の中では、著名なスポーツ選手や芸能人が次々とYouTubeに参入しています。本当にビッグなところでは、メジャーリーグの「ダルビッシュ選手」やサッカーの「本田圭佑選手」などもYouTubeに参入しています。そういった、著名な(要は多大な露出が保証されるような人物)方々が剣道人口増加や日本の伝統文化継承といった趣旨を汲んでくれて、協力してくれるような環境が整えば、必然的にこれまで剣道と関りを持たなかった人たちへ剣道というものの存在を知らしめることができます。

 こういう風にいうと、「ダルビッシュ選手や本田選手のような著名な人たちが剣道のYouTubeなんかに出てくれるわけない」と言われそうですが、そうかもしれませんが、やってみなければ実現するかしないかもわかりません。それに、別に彼らに特定しているわけではありませんし、「影響力をもった人」は考えればたくさんいます。

 もちろん、「剣道の理念」に反したような極端にオモシロに振り切った企画や、人を騙すような企画にはに絶対に賛同しません。しかし、適切なカタチで上記のような取り組みが実現できれば少なからず剣道人口増加に良い影響は与えられるはずです。

 やはり、剣道家が情報発信することは、剣道人口増加につながる可能性を秘めています。

 

マネタイズできる可能性があるから

 剣道をマネタイズして剣道で生きていける可能性があります。

 これは私自身が実行していることではないのでないので、説得力がないのはわかっています。それでも、私はそう確信します。

 理由は、ネット上のビジネスと剣道を組み合わせれば金額の多寡は別として、確実に収益化することができるからです。

 典型的な例は、先ほどのYouTubeです。皆さんもご存知かと思いますが、剣道関連のYouTuberは存在しています。例えば、「剣道三段五段」さんや、「剣道総合サイトLET’S KENDO」さんは、一定の登録者数や視聴回数を得ていらっしゃるので、多少なりともYouTube広告からの収益を受け取っているのではないかと思います。

 また、最近のYouTubeの動向もそういった取り組みに追い風になっている可能性があります。もともとYouTubeでは、キッズ向け番組や大食い番組やオモシロ系番組がメインコンテンツでしたが、最近ではそういったコンテンツは排除されるような方向に向かっていると言われています。

 その排除されたポジションに我々剣道人が、剣道という「日本の伝統文化を継承する」という立ち位置でポジション取りすることができれば、一定の権威性を獲得して収益をあげることができるのではないかと思います。

 このように現に収益を得ている実例があるわけなので、剣道をマネタイズすることは可能なのです。しかも、今はネットの時代で、マネタイズする方法は他にもいくらでもあります。

 したがって、剣道をマネタイズして剣道で生きていける可能性は大いにあります。

なぜ、ビジネスに走ると批判されるのか

 剣道をマネタイズした結果、剣道をビジネスにすることに抵抗はないのか?

 と言われることが予想されます。

 昔から、「武士は食わねど高楊枝」・「士族の商法」などと言われ、武士たるものは質素で清貧で、「商売や金儲けに走ってはいけない」という考え方があり、それは、そのまま剣道界(というか日本全体の考え方)に受け継がれていると思います。

 そして、そのような考えから「剣道でビジネスをするなどけしからん」となるのでしょう。

 私は、そのような考え方に完全に賛同します。

 しかし、考え方の角度が少し違います。

 「金儲けするために、剣道を利用する。」のではなく、「剣道をするため(あるいは広めるため)に、剣道を利用してお金を稼ぐ」はダメでしょうか?

 もちろん、拝金主義になるわけでも、金の亡者になるわけでもありません。

 あくまでも、「剣道を広めるために」や「剣道に打ち込むために」という目的のために剣道をビジネス化するのです。私が思うに、「剣道に打ち込んで全日本選手権に出場する(優勝する)ために警視庁や大阪府警に就職する」と同じ考え方で良いのではないでしょうか?

 彼らが「善」でネットビジネスが「悪」である理由はどこにも見当たりません。

 もちろん、人を騙して金儲けするようなビジネスは認めませんが、それはどの業界でも、誰でも同じことです。

 したがって、批判される方の気持ちには完全に賛同しますが、実は批判には当たらず、剣道をビジネスにするべきです。

なぜメディアに出演すると批判されるのか

 私は、大学の恩師に「メディアへの出演はご法度」と教えられました。それは、大きく言えば、武士は「質素」で「謙虚」で「清貧」だからだと思います。

 しかし、本質をよくよく考えてみると、「『バラエティ番組のような悪ふざけ』や『スキャンダラスな芸能の世界』に興じるのではなく、本来の目的のために修行を重ねなさい。」ということなのではないかと思うのです。(※バラエティ番組を批判するつもりはありません。大好きです。芸能界を批判する気もありません。)

 既存のメディアでは情報は、切り取られ、編集されて、必ずしも自分の意図とは違う見られ方をしてしまう可能性がありました。そいういった場面で剣道を露出させることは、確かに危険をはらんでいるということは理解できます。

 しかし現在は、SNSや動画配信を利用して、個人が全国や全世界へ向けて「切り取られる」ことなく自分の主張や意見を発信できる時代です。つまり、本質を見失わずにメディアを活用できる時代です。(発信する人自身のリテラシーは言うまでもなく重要です)

 したがって、メディアへ出演すると批判される理由は、武士は「質素」で「謙虚」で「清貧」でなければならないからですが、現代はそれらを守りつつ個人が発信できる時代です。

まとめ

 今回は、「剣道家が情報発信するべき理由」と「その批判に対する答え」について解説していきました。

 「剣道家が情報発信するべき理由」は、剣道人口増加につながる可能性があるから、②マネタイズできる可能性があるからの2つです。

 「その批判に対する答え」は、①ビジネスのために剣道をするのではなく、剣道をするため(あるいは広めるため)にビジネスをする、②本質を見失わずにメディアを活用できる時代の2つです。

 今回の記事は、自分の未来に向けたメッセージのつもりで書きました。また、そういった同じような考え方の人たちを応援することができればと思って書かせていただきました。参考になれば幸いです。

 それでは。

 

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