剣道とICT (情報通信技術)【夢か現実か】

剣道とICT 剣道

 

こんにちは。

私は剣道ブロガーのKENDO KAWANOと申します。

脱サラして剣道ブロガー兼YouTuber(現在準備中)に転身しました。

詳しくはプロフィールをご覧ください。

 

 

今回は、

「剣道とICT (情報通信技術)

について、取り上げていきます。

 

 

剣道具職人のいる店 剣道防具工房「源」

 

剣道とICT (情報通信技術)

 ICTとはITと似た言葉で、いわゆるインターネットなどの情報通信技術のことを指します。日本古来の伝統文化である剣道とICTは一見無縁のように思えますが、今回は剣道とICTが結びついた未来の話をしていきたいと思います。

 2つの項目に分けて解説していきます。

 ・オンライン剣道講座や合同稽古

 ・剣道具のIOT化 

 順に解説します。

 

・オンライン剣道講座や合同稽古

 この項で解説することは、新型コロナウィルスによる外出自粛によってすでに実現していることです。よって、すでに取り組んでいるという方も多数いらっしゃるかと思いますが一応解説します。

 まず、「オンライン剣道講座」とはインターネットを使って剣道を習うというものです。今はYouTubeなどの普及により動画の時代と言われるほど我々がインターネットで動画を視聴する機会が増えています。かつてはテキスト(文字)ベース(あるいは画像)しかありませんでしたので、動きを前提とするスポーツをネットで学ぶということには高いハードルがありました。しかし動画教材を利用することによって、対面と同等とまでは言えませんが実際の動きとしてスポーツを学ぶことができるようになってきました。

 方法としては、従来のビデオやDVDと同じように、あらかじめ撮影編集済みの動画をネットワーク上に公開してそれを視聴者が見るという形式もあるでしょうし、オンラインで稽古やトレーニングなどを指導してもらいながら進めるという形式もあるでしょう。

 このような講座を「無料で公開する」という人もいるかもしれませんが、私は将来的にこういったものが普及していき、「月額」や「年額」いわゆるサブスクリプション制で課金されるようになると思っています。なぜなら、剣道の指導は現在でも道場であれ学校であれ「月謝」や「学費」という形で必ずお金を払って受けるものだからです。また皆さんにお届けする動画を提供するための初期投資や様々な労力を勘案すると、無料で誰でも提供できるようなものではありません。金額が多いか少ないかの別はあるにしろ、本格的に「オンライン剣道講座」をしようとする人はいずれかの課金制を導入することになるでしょう。

 ただし、この「オンライン剣道講座」には注意が必要です。上に書きましたが、おそらく将来的に課金制になっていくと思います。そのことは自体は健全なことだと私は考えています。しかし、世の中には(特にネット界隈には)質の低いものを巧みな呼び込みによって購入させ人から金を巻きあげるかのような輩が必ず現れます。それは、完全に詐欺のようなものもあれば、純粋に提供する本人の実力不足のものもあると思います。そういったものに引っかからないように我々は注意を払わなければなりません。よって、「オンライン剣道講座」が広まっていくなかで、我々は自分にあったモノ(商品)はどれかということを、しっかりとリサーチをして慎重に決めていく必要があります。必要事項を入力してポチっと押したら話が進んでしまうのがネットの世界ですので、そこだけは注意しましょう。

 そして次に、「オンライン合同稽古」というものもすでに始まっています。さすがに「遠く離れた場所にいる人のホログラムが目の前に現れて一緒に剣道の稽古をする」なんていう未来まではもう少し時間がかかりそうですが、SkypeやZoomといったツールを使うことでお互いの顔や姿を見ながら素振りをしたり、トレーニングをしたりという合同稽古ならすでに実現可能です。また先ほども書いたように、先生に自分の稽古風景を見てもらいながら遠隔で指導を受けるという方法もできます。このように、剣道の稽古は今まではほぼ対面一択だったのですが、これからの時代は「オンライン」で世界の反対側にいる人同士が一緒に素振りをしたり、稽古の指導をしたりする時代になっていくのではないでしょうか。

 

・剣道具のIOT化 

 更に先進的な話をします。

 IOT(インターネットオブシングス)…すべてのものがインターネットにつながる

 私はこれからのテクノロジーを考えると、将来的に剣道具がIOT化される日が来るのではないかと考えています。

 例えば、面が心拍数などのデータをとったり、竹刀が打突の衝撃度や剣先の角度のデータをとったりりと剣道の技能向上や体力向上に必要なデータを採取し、それをパソコンやスマートフォンと連携させて日々のデータを比較したり分析したりすることが考えられます

 剣道はもっぱら人の目に頼ってきた経緯があります。私はこれからも試合の審判などにはテクノロジーを用いるべきではないと考えていますが、技能向上につながることについては大いにテクノロジーに頼っていくべきなのではないかと考えます。また、子どもの剣道指導を考えてみても、自分の特徴や改善点が分かりやすく示された方が、やる気が出たり具体的な目標をもって稽古に当たることができるのではないかと思います。

 ただし、このIOT化は需要のある分野から進行していくものです。資本主義社会では当たり前のことですが、需要がある=お金が動く分野において急速に物事が進行していきます。例えば家電商品や車などではよくテレビなどのメディアでも取り上げられているようにすでにIOT化が始まっています。剣道は?というと現在剣道に関わっている人の年齢層や人数という視点からは、残念ながら必ずしも急速にIOT化が進むとは考えにくい状況です。

 とはいえ、いずれこういう未来が訪れるのもありえない話ではないと思いますので、我々剣道家としては、日々の剣道をこれまで通り精進する中で気長にテクノロジーの恩恵を待ちたいところです。

 

まとめ

 今回は、

 剣道とICT (情報通信技術)

 について解説しました。 

 ポイントは、「オンライン剣道講座や合同稽古」「剣道具のIOT化」となります 

 剣道にもネット時代の波が押し寄せて、テクノロジーと剣道が融合する時代が来るのでしょうか。本文にも書きましたが、私は剣道の判定にテクノロジーを採用することは反対ですが、技能向上にテクノロジーを利用することは大賛成です。今後ますます科学技術が発展して、剣道とテクノロジーの融合によって今以上に多くの人が気軽に剣道に触れ合える環境が整ってほしいものです。

 最後まで読んでいただきありがとうございます。次回もお楽しみに。 

 それでは。 

 

 

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